こんにちは!エクスマートの山田です。
ITを活用した業務効率化として「RPA」が注目されることが多いです。
しかし、RPAって何?どのように業務効率化できるのか?はっきりとわからない人も多いのではないでしょうか。
今回はRPAや、RPAを活用した業務効率化についてご紹介します。
目次
1. RPAとは
2. RPAによる業務効率化の事例3選
①RPA導入で人件費削減!(有限会社ユニバース)
②単純作業の効率化でコア業務に注力!(株式会社ユーカリ)
③RPAにより人手不足問題を解決!(のぼり屋工房株式会社)
1. RPAとは
RPAは「Robotic Process Automation」の略で、日本語で言うと「ロボットによる業務自動化」です。ロボットとは言っても物を運ぶなど物理的に動くロボットではなく、パソコン上の処理を自動的に行うソフトウェアロボット技術のことを指します。
例えば、RPAで自動化できる作業として同じデータを複数のファイルにコピペ、登録する作業があります。手作業でやろうとすると人的なミスが起きたり、単純作業が面倒でモチベーションが下がったりします。RPAでコピペ、登録の流れを記録することで、その作業を自動で行うことができます。
特に「正確さがもとめられる単純作業」がRPAで置きかえやすい作業です。
RPAの導入により、作業精度の向上、従業員のモチベーションの向上、人件費などのコスト低減といったメリットがあります。
2. RPAによる業務効率化の事例3選
ここではRPAにより業務効率化に成功した中小企業の事例3つを紹介します。
①RPA導入で人件費削減!(有限会社ユニバース)
有限会社ユニバースは昭和49年に創業し、現在では神奈川県を中心に人材派遣業を行っています。元々RPA自体も知らなかったものの、従業員数が少ない中で作業の効率化に課題意識をもち、RPAの導入に踏み切りました。
RPAの導入により、日報を給与明細ソフトへ取り込む作業と派遣先から来る勤怠データをエクセルの日報へ転記する作業の自動化に成功しました。
作業の自動化により、それまで3日かかっていた作業が1日でできるようになりました。それにより事務員を1人雇う分の人件費が浮き、コスト削減に成功しました。
参考:RaBit『RaBitの導入で採用コストが削減できました。』
②単純作業の効率化でコア業務に注力!(株式会社ユーカリ)
通販事業や通販会社に対するコンサルティングを行う株式会社ユーカリ。通販業界のIT化の遅れや人的リソースがパンクしそうになっていることを受けて、RPAの導入を決めました。
RPAの導入により、広告レポートの作成、コンサルティング内容のレシピ化、受注・出荷処理など、様々な作業を自動化することに成功しました。
RPAによる自動化を通じて、ウィークリー業務は1時間、デイリー業務は3時間半の効率化が実現しました。単純作業を自動化することで、その分通販事業の業績向上につなげる業務や、コンサルティング業務など頭を使う必要のあるコア業務により多くの時間を使えるようになりました。
参考:batton『RPA』
ITトレンド『battonの導入事例【株式会社ユーカリ 様】』
③RPAにより人手不足問題を解決!(のぼり屋工房株式会社)
岡山県でのぼり、のれん、幕の生産を行っているのぼり屋工房株式会社では、RPAの導入以前、受発注管理の担当者に欠員がでることに悩みを抱えていました。
元々は新しい人員の補充を考えており、求人広告を3ヶ月ほど続けましたが、反応はゼロでした。
そこで新しい人員の代わりとしてRPAの導入を行いました。完全な人間の代わりにはなっていないですが、人の労働時間にして5時間のうち3~4時間くらいはRPAで自動化できました。また、RPAだからこそ決まった時間に動かせる、人だと無駄になる「待ち時間」が削減できるなどのメリットもありました。
また、RPAの導入をきっかけにして社内全体の業務効率化も見直すようになりました。RPAの導入を通じて人員を確保せず、業務の効率化に成功し人手不足問題の解決につなげることができました。
参考:WinActor『導入事例【中小企業事例/のぼり屋工房株式会社】見積システムから基幹システムへのデータ引き継ぎをRPAに移植、従業員異動にともなう人手不足問題を解決』
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した内容をもとに、あなたの会社でもRPAの導入を進めてみてはいかがでしょうか。
このブログでは皆さんにITに関して知ってもらうため、様々なITに関するトピックを紹介しています。今後もいろいろな記事をあげていきますので、ぜひご覧ください!